ブランディング・広報
マーケティング支援
コーポレートサイトの制作支援
明治グループの医薬品事業会社として、事業再編により2011年に発足。母体企業の歴史は1916年にまでさかのぼり、1946年に日本で初めてペニシリンの製造を開始。以来、長年にわたって医薬品事業を営んできた。感染症領域を重点基盤とし、ワクチンや抗菌薬などを開発、提供するほか、研究開発では、70年以上取り組んできた「感染症領域」を基盤に、「血液領域」「免疫炎症領域」の3つの領域を重点領域として創薬に取り組んでいる。近年ではジェネリック医薬品の安定供給にも注力するなど、医薬品を通じた社会課題解決に取り組む。
明治グループの医薬品事業を統括するMeiji Seika ファルマ様。グループの医薬品事業の歴史は古く、70年以上にわたり、感染症の予防・治療を支える医薬品を提供し続けてきた実績があります。しかしながら、グループ全体に食品事業のイメージが強いことなどから、感染症領域のリーディングカンパニーであるという事実がステークホルダーに伝わりづらいことをお悩みでした。今回はこうした背景に加え、コロナ禍中において会社の事業構造改革を実施、感染症に長年取り組む製薬企業として社会課題解決のための機能を強化し、そのビジネスに改めて注目が集まっていたなかでのサイトリニューアルとなりました。
制作にあたっては全体の導線や掲載情報を最適化することはもちろん、製薬会社としてのブランディングに重点を置いてデザイン・設計を進めました。とりわけデザインにおいては、ニューモーフィズム※の手法を採用し、医療・医薬のイメージや清潔感を前面に出しつつも個性が出るように配慮しています。コンテンツ面では、感染症への取り組み、オープンイノベーションの状況など、重点施策について特に取り上げるページを設けるほか、新たにオウンドメディアを構築。事業を通じてさまざまな社会課題の解決を図る最新の取り組みを発信しています。
※シンプルで平面的なデザインをベースに、立体的で質感のある要素を適宜組み合わせる手法
Meiji Seika ファルマ株式会社
経営企画部 広報グループ
木村 加奈子 様
Meiji Seika ファルマのコーポレートサイトは、当社が明治グループの医薬品会社として2011年に発足して以来、10年以上にわたって全面的なリニューアルができていない状況でした。この10年で事業構造には大きな変化がありましたが、サイトはその変化に追いついておらず、また、情報過多かつ掲載している情報の粒度がページごとにバラバラになっているという課題もありました。新しい事業を進めるなかで企業の認知度を向上していく必要があると感じていましたが、その起点となるサイトの準備が整っていませんでした。
リニューアルでは、まず掲載されている情報を洗い出し、改めて優先順位をつけ、整理、最適化しました。そして、私たちが1946年のペニシリン培養開始以降70年以上にわたって感染症に取り組んでいるという企業姿勢を伝えることを軸に据えてメッセージやコンテンツの制作を進め、オウンドメディアでも、感染症の記事を中心に取り組みを深掘りし、内容や意義を理解してもらうことを意識しました。また、研究開発型の企業としてオープンイノベーションなどの取り組みを紹介するページを充実させました。
リニューアル前のサイトには複数の課題があり、何から改善すべきかわからなくなることもありました。そのような状況下で、ブレーンセンター様が、弊社の置かれている状況を理解したうえで解決に向けた提案をしてくださり、無事にリニューアルを進めることができました。サイト制作の信頼できるパートナーだと感じていますので、今後も課題解決に向けたご提案をよろしくお願いします。