投資家向け広報(IR支援)
統合報告書の制作支援
1890年創業の化学品専門商社。合成染料の輸入販売からはじまり、100年以上にわたってケミカル事業を中心に事業を広げてきた。現在は、情報電子・化学品・生活産業・合成樹脂の4つの分野に特化したビジネスを展開。海外展開にも注力しており、アジアを中心に世界約60拠点を有する。また、商社でありながら独自に製造加工・物流機能を備え、これらの機能を高度に複合させることで、付加価値の高いサービスの提供をめざしている。
https://www.inabata.co.jp/investor/library/integrated_report/
2020年に初めての統合報告書を発行された稲畑産業様。当社は以前から同社の会社案内パンフレットの制作をお手伝いしてきたことから、培った企業理解を活かして、統合報告書制作に関してもコンサルティングを含めたお手伝いをさせていただきました。
制作にあたっては、関連部署にレクチャーを実施するほか、情報収集のためのツールも提案。懸念事項であったESG情報などの収集に役立てていただきました。
また企画においては、「過去・現在・未来」のつながりを主軸に、わかりやすい構成を意識。創業当初から受け継がれている企業精神のもと、社会のニーズに対応しながらビジネスを拡大してきた歴史と変遷を一望できるページを設けたほか、中期経営計画の注力分野などを特集化し、新たな事業進化に挑み続ける過去と現在の姿を印象付けました。価値創造プロセスの紹介ページにおいても、非財務資本を事業進化の源泉として紹介し、さらなる成長に向けた中長期的な戦略をアピール。このほかにも、中期経営計画の注力分野と長期ビジョンに基づいた取り組みをピックアップしてご紹介しました。これらに加えて、各営業本部長に取材を実施してセグメントごとの機会とリスクを一覧化するなど、開示情報の充実を図りました。
稲畑産業株式会社
ご担当者様
当社は商社という業態ゆえ、投資家から「ビジネスモデルや強みがわかりにくい」、「統合報告書を作成してはどうか」というお声をいただいていました。
とはいえ、当社が大切にしている価値観、強み、そして成長し続ける姿を一冊に収めるというのは、簡単ではないと感じていました。
今回、統合報告書を作成するにあたり、ブレーンセンターさんには、発行前年の会社案内の制作から参加いただき、当社への理解を深めていっていただきました。
制作中は限られた時間の中で、こちらの要望に素早くご対応いただきました。また時には、投資家目線に立った率直なご提案をいただくことで、記載内容の充実を図ることが出来ました。
統合報告書初号は、当社の最も大事な資産である人財を主題に作成しましたが、その想いが伝わったという嬉しいご意見もいただいています。
次号に向けて、ブレーンセンターさんには、引き続き実績を積まれたプロの制作会社としてのご提案やご支援をいただき、さらに内容をブラッシュアップしていきたいと思います。