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投資家向け広報(IR支援)

統合報告書制作支援

ENEOSホールディングス株式会社 様

ENEOSグループの持ち株会社。同グループでは「エネルギー事業」「石油・天然ガス開発事業」「金属事業」の3事業を展開しており、エネルギートランジションをリードすべく次世代エネルギーや関連技術の開発、素材の開発などを通じて、長期的な「エネルギー・素材の安定供給」と「カーボンニュートラル社会の実現」の両立に挑戦している。

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課題

  • 新たな長期ビジョン、カーボンニュートラル基本計画、中期経営計画の策定を機に、それらを踏まえた新機軸を打ち出したい。
  • 上記にともない、価値創造ストーリーを刷新したい。
  • 長期ビジョン、カーボンニュートラル基本計画、中期経営計画への正しい理解を促し、納得感を高めるような説明、見せ方としたい。
  • レポート全体をTCFD提言を踏まえた内容・構成としたい。

ソリューション

  • 過去に本レポートの制作に関わっていない企画者を制作メンバーに加え、海外同業他社の事例や外部評価も参考に新たな視点で企画提案。
  • 価値創造モデルも含め、「基盤事業」「成長事業」の2つの軸に基づくカーボンニュートラルへの戦略について冊子全体で印象付けるストーリー展開に。
  • デザインを一新。なかでも「基盤事業」「成長事業」については冒頭でビジュアルに訴求するとともに、それぞれテーマカラーを設定して関連する報告で使用し、ビジュアル面からも戦略が理解しやすいよう配慮した。また、フォントや行間でも読みやすさを追求している。
  • 現状の主力事業が石油関連事業であり、ほぼすべての戦略が気候変動対策といえる同社の特徴に鑑み、TCFD提言の開示項目を踏まえた構成に。併せて冒頭のインデックスページに対照表を掲載。

2023年5月に新たな長期ビジョン、カーボンニュートラル基本計画、中期経営計画を公表されたENEOSホールディングス様。これを機に統合報告書を構成・デザインから一新したいとお考えになり、当社がリニューアルをお手伝いしました。

気候変動への対応を最重要課題と位置付けながら、「今日のあたり前」を支える「基盤事業」の安定・価値の最大化と、「明日のあたり前」をリードする「成長事業」への投資・ポートフォリオ転換に向けた戦略について、冊子全体を通じて訴求しています。これにともない、事業・戦略理解の前提情報となるグループの理念体系や沿革、セグメントごとのバリューチェーンと直近の業績、価値創造モデルと強化すべき資本・指標を冒頭ページに集約しました。

また、構成にあたってはTCFD提言の開示項目も意識。例えば、トップメッセージの直後に配置した「カーボンニュートラル基本計画」ページでは、シナリオ分析に関する方針と特定したリスク・機会、時間軸ごとの財務影響、温室効果ガス排出削減に関する2040年度までの施策と目標を記載しています。これらの内容を冊子前半で提示し、後半では価値創造やESG経営に関する具体的な施策を紹介することで、最重要テーマであるカーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを一連の流れとして理解しやすいようにしています。

ここがポイント!

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基盤事業、成長事業について冒頭でビジュアルに訴求
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基盤事業と成長事業とを色分けした価値創造モデル
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中長期のビジョンや戦略について語る社外取締役対談

お客様の声

長期ビジョン・中期経営計画を踏まえた新たな価値創造ストーリーづくりを支援いただきました。

ENEOSホールディングス株式会社
インベスター・リレーションズ部
ご担当者様

弊社では2018年から、ブレーンセンター様に統合レポートの制作支援をお願いしています。長年にわたる制作支援を通じて、弊社事情を深く理解いただいており、数多くの制作経験やそれに基づく知見も活かして、要望を確実に実現できるようなご提案を毎回いただいています。

2023年版の統合レポートでは、新たな長期ビジョン、カーボンニュートラル基本計画、中期経営計画の策定を機に、価値創造ストーリーを見直し、構成等を一新しました。なかでもトップメッセージでは、新たな戦略についてQA方式で策定の背景から説明することで、読者の理解が深まり、企業価値創造に向けた施策についての納得感が高まるよう工夫しました。

ブレーンセンター様には、今後も新たなご提案と、より一層のサポートを期待しています。

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