投資家向け広報(IR支援)
統合報告書の制作支援
複合機(MFP)をはじめ、ヘルスケア用機器、機能性フィルムなどの開発・製造・販売を行うグローバル企業。近年では、顧客の業務フローの改善など経営課題を解決するソリューション・サービス事業への業容転換(トランスフォーム)を強化している。世界49カ国に拠点を持ち、連結従業員数は43,000人を超える(2018年3月末)。
会社案内パンフレット・CSRレポートの制作を長年にわたりお手伝いしてきたことから、2015年版から統合報告書(アニュアルレポート)も担当させていただくことになりました。
4年目となる2018年版では、自社の中長期的な企業価値向上に向けた取り組みについて、近年の投資家の関心事も踏まえて効果的に伝えたいとのご要望をいただきました。そこで、中長期的な成長に向けたビジネスモデルの進化、テクノロジーの進化を印象付ける構成にするとともに、中期経営計画を踏まえた基盤事業、成長事業、新規事業それぞれにおける戦略を特集化して紹介しました。非財務情報についても充実を図り、なかでもガバナンスについては、取締役会議長と社外取締役の対談を実施し、取締役候補者の選定プロセスやCEOのサクセッションプラン(後継者計画)について言及いただくことで、指名・選任の妥当性を印象付けました。
さらに、レポート以外の各ツールとの内容連動やイメージの統一、ツールを横断しての進行プロセス効率化にも貢献させていただきました。
作成した『統合報告書2018』は、「第21回 日経アニュアルリポートアウォード」の特別賞、「第6回WICIジャパン統合報告優良企業賞」の優秀企業賞を受賞しています。
当社への深い事業理解・戦略理解を基盤とした提案に期待しています。
コニカミノルタ株式会社
IR室長
冨野 昌彦 様
当社のIR活動では、ミーティングやIRイベントによる投資家様との直接対話を重視していますが、時間とリソースには限界があります。そこで、統合報告書やIRサイトのようなツールを充実させ、情報発信力の強化に努めています。
2018年度の統合報告書では、M&Aなどこれまでに打ってきた布石と、それを活かした成長戦略を一連のストーリーで訴求しました。また、各事業の市場環境や強み・弱みをSWOTとして掲載し、よりわかりやすい記載を心がけました。加えて、中期経営計画と連動させた環境計画やコーポレートガバナンス強化など、昨今注目が高まるESGに関する情報も拡充させました。
今回もブレーンセンター様には、当社への深い企業理解のもと、当社が訴えたいことと投資家様のニーズを踏まえて、さまざまなご提案をいただきました。特に、IIRCのフレームワークや価値協創ガイダンスを意識した改善策が外部評価の向上に寄与したと考えています。
おかげさまで、2018年度版統合報告書は、「日経アニュアルリポートアウォード」の特別賞、「第6回WICIジャパン統合報告優良企業賞」の優秀企業賞を受賞することができました。また、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の国内株式運用機関が選ぶ「優れた統合報告書」にも選ばれました。統合報告書の作成に着手して4年目となりましたが、このように社外のご評価もいただき、手応えを感じています。
これからも、ブレーンセンター様には、統合報告書をはじめとしたコーポレートツール制作のパートナーとして、当社の情報発信の課題に対する最適な解決策のご提案を期待しています。